ありがとうとナマケモノ

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《キーン コーン カーン コーン》 授業の終わりを告げる鐘が鳴る。今日の授業はすべて終了したので、あとは帰るだけだ。 「ちよちゃん。一緒に帰らない?」 私がちよちゃんに帰りを誘うと、 笑顔で『はい』と言ってくれた。 「それじゃあ優さん、帰りましょうか!」 「そうだね!」 「あ、そうだ!大阪さんも誘いましょう!」 ちよちゃんはそう言うと教室で眠っていた大阪さんを起こし、帰りを誘った。 智ちゃんとよみさんは何か用事があるようで、すでに帰っている。神楽さんは部活だ。 こうして私を含めた三人は、学校をあとにした。
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