21人が本棚に入れています
本棚に追加
「ここだよね…」
私は目の前にそびえる一つの高校を、校門から見上げていた。
大きくもなければ小さくもない、言ってしまえば普通の高校だ。
この特徴のない高校が、私の新しい高校になる。
「宜しくお願いします…!」
私は誰もいない校舎に向かって、頭をペコリと下げた。
そして頭を上げてもう一度、校舎を見る。
「ふー…」
私は緊張をほぐす深呼吸をして、ゆっくりと校舎へと入って行った。
最初のコメントを投稿しよう!