プロローグ

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「ここだよね…」 私は目の前にそびえる一つの高校を、校門から見上げていた。 大きくもなければ小さくもない、言ってしまえば普通の高校だ。 この特徴のない高校が、私の新しい高校になる。 「宜しくお願いします…!」 私は誰もいない校舎に向かって、頭をペコリと下げた。 そして頭を上げてもう一度、校舎を見る。 「ふー…」 私は緊張をほぐす深呼吸をして、ゆっくりと校舎へと入って行った。
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