10人が本棚に入れています
本棚に追加
/195ページ
コンコン。
超特急で準備をし、ファンデーションを塗り終えるころ、扉を叩く音がした。
「維新!朝礼!」
上司から声がかかる。
ドアをノックしたのは上司じゃないだろうが……
「はい!」
なるだけ大きく声をだし、慌てながら道具を片付ける。
鞄に何もかも片づけると、髪の毛を整え扉を開ける。
急いで自分のデスクへ向かった。
気がつけばみんな席を立ってー朝礼の体勢ー私を待っていた。
「すいません…」
低い態勢で謝りながら、みんなの視線をヒシヒシ感じながら席にたどり着く。
それを終始見ていた上司が、私が着いたと同時に朝礼を始めた。
最初のコメントを投稿しよう!