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俺達は、20歳になった。
能力も変わらず何も解決しないまま成人を迎えた。
「施設出る事になったなぁ」
「あぁ」
「敦哉はこれからどうするんだ?」
「ん…園長が住み込みで働ける場所見つけてくれたからしばらくはそこで働いて暮らすかな…それからは考えてくよ」
「そっか。俺は知り合いん家に転がり込む予定なんだわ。もし暇な時は遊ぼうぜ」
「あぁ」
俺達はお互いの連絡先とメアドを交換した。
「またな」
「あぁ、また」
そして十数年いたこの施設と
徹に別れを告げ
新しい道を歩き始めた。
*
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