風船はピンポン玉サイズ

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「あくまで、合間のパフォーマンスとして受け取ってもらえればね」 「何がパフォーマンスだ。ただの喧嘩だろう」  省吾はため息をついた後、先輩役員に聞こえない様に悪態をつく。  そんな省吾を気にもせず、原はステージ前に出て営業スマイルで話し始める。 『えー、ちょっと放送事故がありました。相方は今その事態の収集中ですね。ちょっと意気込みすぎている部活の怒鳴り声でしたが気にしないでくださいね~。きっといい演技を見せてくれるでしょう。さてさて、もうそろそろ部活紹介も後2つ。皆さん入る部活は決まったでしょうか? 後2つは比較的珍しい部活なので、良く見ていてくださいね。というわけで、前置きはさておき、少林寺拳法部の登場です!』
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