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ちょうどその頃。
瑠璃は必死で行かない方がいいと言ったのにもかかわらず(緋空を見られたくなかった)日向御一考はカフェの前にいた。
「覚悟はいいですね!?いきますよ!?」
カラン、、、、カラン、、、、
「いらっしゃいませ。カフェ雨空へようこそ。」
緋空が営業スマイルを振りまくと黄色い声が店内に響いた。
「えっと、四名様でよろしいですか?」
「はい!」
教わった通りに席に案内して注文をとった。ちなみに夕食などは瑠璃、仕事中はマスターが料理すると決まっていた。
「緋空さんは彼女いますか!?」
この言葉に瑠璃はピクッと反応した。
「え!?いませんよ彼女なんて!?」
「じゃあ私毎週通っちゃお!」
「亜紀はさっそく緋空さん狙いですか、、、」
これを聞いて瑠璃は亜紀を睨んだ。あまりの眼力に少したじろいだ。
「通ってくれるんですか!?わぁ!ありがとうございます!」
ゴーイングマイウェイ緋空。
ちなみに彼はなぜそんなことを言われたかわかってなかった。さらに言えば自分を睨んでいる瑠璃にも気づいてませんでした。
「?、、、、どうかいたしましたか?瑠璃様?」
今気づきました。
瑠璃は眩しすぎる緋空の笑顔に負けてうつむいて首をふった。
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