壊れだした歯車

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「里田ごめん。俺のせいで…」 そう言いながら、彼は頭を下げていた。 しかし、それだけで怒りが修まる訳がない。 「本当よ!どうしてくれるのよ、あんたのせいで私は」 歯止めが効かなくなった私は、無意識のうちに彼の胸倉を掴み、殴り掛かろうとしていた。 「!?」 彼はおもわず目を閉じた。
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