壊れだした歯車

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事故と分かっていても、怒りの矛先はボールを当てた、鈴木大成に向いていた。 そう思わなければ、やっていられない。 怒りが修まらないのだ。 コンコンッ 「舞ちゃん!お母さんよ。鈴木君がお見舞いに来てくれたから、開けるね」 ガラガラ 母親と彼が部屋へ入って来た。 怒りが極限状態の私は、彼を睨んでいた。
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