生理的に無理

閃き２

俺が中学生の頃の話なんだけどさぁ…。中学生の頃俺達のｸﾗｽでは、流行ってる引っ掛け問題があったんだけど、よくﾋﾟｻﾞって１０回言って…じゃあココは？って肘を膝って言わせる簡単なゲームみたいなもんなんだけどさ。俺達の学校には英語の担任の先生で牧原先生っていうとても面白い先生がいたんだ。まあ今でいうﾙｰ大柴みたいな感じの人なんだけど。見た目はプーさんみたいな感じ。俺達のｸﾗｽは他のｸﾗｽより少し授業が進んでいた事もあり、その日の英語の授業は自習。元々勉強嫌いな俺は自習といわれてもやる事がない。なので牧原先生に例の引っ掛け問題を出してみた。「先生！先生に問題出したいんですけどいいですか？」すると牧原は満面の笑みで「ｵｰﾗｲ！何でもｶﾓﾝだよ！」と、ﾉってきやがった。引っ掛けてﾊﾞｶにしてやろう。中学生の俺はその事を考えるだけでﾄﾞｷﾄﾞｷﾜｸﾜｸした。「じゃあ先生ﾋﾟｻﾞって１０回言って下さい。」牧原は「ｵｯｹｰ。１０回言えばいいんだね？」するとﾃﾞｶｲ声で「ﾋﾟｯﾂｧ！ﾋﾟｯﾂｧ！ﾋﾟｯﾂｧ…」英語の担任だけに発音が人と違う事に少し戸惑った俺。「…ﾋﾟｯﾂｧ！ﾋﾟｯﾂｧ！」牧原は言い終わった。すかさず俺は「じゃあｺｺは！？」そして牧原の出した答えは！「ｴﾙボォ～」だってさ…。あの勝負は俺の完敗さ…。それ以来英語の授業は真面目に受けた。