✂シャンプーの修行時代《Ⅲ》✂

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   《シャンプーの達人とちゃうかなぁ(笑)》と思うような出来事があった。  どんな人でも、昼食を食べ終わってから二時間ぐらいは、眠気をもよおすハズだ。 先輩達も先生も店長とて、人間である。 しかも、お店は、西日が綺麗に当たる。 そんな日の午後三時、シャンプーの指名がやってきた。 俺は、カツ丼定食を食べ、心身共に《超》リラックス状態だった。 いつものように…気持ち良く… いつものように…さり気なく… いつものように………いつものように………  シャンプーしながら…  「 (-.-)zzZZZzz....」  ゛はっ☆(((゜д゜;))) “ と、気が付いたときには、タオルでお客様の頭を拭いていた☆ 俺は、ちゃんとシャンプー出来ていたんだろうか☆? ちゃんと流せてたんだろうか☆? と、《超》不安になったから、勇気を出して聞いてみた☆  「…き…き…気持ち良かったっすかぁ?(笑)むふふ(笑)」  心中冷や汗もので、体中も冷や汗たらたらだった…  『…:*:・( ̄∀ ̄)・:*:…… はぁ~… あなたのは…最高に良いわぁ~…』  と、お客様も寝ていたに違いない。 いまだにちゃんと洗えていたか…不安に思う  体は覚えているんやなと…そう感じた。  
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