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「腹減ったぁー死ぬぅー」
「……」
「俺もう無理かも…。こんなとこで死ぬとは思わんかったわ…」
「………」
日が傾き教室がオレンジ色に染まる時間。
日誌を書いている俺の前の椅子に勝手に座りながら、さっきから同じ台詞を繰り返す奴にもう相手をする気さえ失せ、さっさと書いて帰ろうと考えていた頃。
「‘ただひたすらに世界平和を望んだえぇ奴やった’と伝えてkッΣ痛!!」
「アホかお前は!!それぐらいで人は死なんし、しかも何お前!!‘世界平和を望んだ’って笑かすな!!」
「おーさすがよっちゃんナイスツッコミ☆」
「サンキュー、ハハハハもっと褒めたまえ+…ってちゃうわ!!」
ばんっと机を叩きながら我慢の限界を迎えてしまった俺。
相変わらず遊ばれてるとしか思われへんこの状況をどないしろと。
ムカツク、いつもみたいに完全にこいつのペースや。
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