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「うわぁ~、全然変わってないなぁ……
なんだか小さい頃に戻ったみたい」
アスカは荷物を置くため村の一角にある生まれ育った家へと来ていた
「お父さん…お母さん…」
部屋のすみには幼いアスカと両親が一緒にいる絵が飾られている
「もっと…もっと早く一人立ちしていたら流行り病でも助けられたのに…」
彼女は独りその絵を手に一筋の涙を流した
(泣いてたらいけない…ハンターになったからには強い心と体を持たなきゃ……でないといつか挫折する…)
絵をもとあった場所に戻し涙をぬぐった
(泣いてる暇なんてない、私は誰かを…あの時のお兄さんみたいに助けたい…だから頑張るんだ)
パンッパンッと喝(かつ)をいれるように軽く両ほほを叩くとぐっと握りこぶしをつくり窓の外を見る
「よしっ!
きっとお兄さんみたいに強い立派なハンターになってみせる!」
窓から優しい風が吹き彼女の長い髪を揺らす
その瞳は強い輝きを宿し晴れ渡る空を見つめる
幼い頃の恩人を目標に彼女は再度自分を奮い起たせる
いつか彼に再会しても恥ずかしくない自分になる為に…
そして……を言うために…
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