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「はぁっ……村まで案外遠いんだな」
山頂付近のベースキャンプがあったであろう場所に彼はいた
「えっと……村は……」
村への道筋を確認しようとギルドからもらった地図を確認していると…
フゴフゴッ…
「んっ?………………………………………………ぎゃーーっ!?」
何やら後ろに気配を感じて振り向くとそこにはドスファンゴが鼻息を荒くして突進しようと地面を蹴っていた
「なんでボスクラスが居るんだよぉ!?」
そう叫びながら彼は元来た道を走って逃げた
「はぁっ……はぁっ…じっちゃんの…あほやろぉーっ!」
ずいぶんはしり後ろを振り向くとそこにはもう居なかった
「よし……何とかまけた……んなああぁぁぁっ!?」
一息ついて前を見ると白い体に青い模様の入った二足歩行の鳥竜…ギアノスよりも二回りほど大きな親玉“ドスギアノス”が目の前にいた
ギャーッギャーッ!
こちらを見つけたとたんにドスギアノスは雄叫びをあげ走ってくる
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