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「んっ……少し前かな……この足跡…」
彼女はベースキャンプがあったであろう場所にきていた
「それにドスファンゴの足跡まで……やっぱり追われたみたいだし…急がないと」
武器を構えたまま頂上へと走っていた
「うぅっ……さみぃ…」
「いくらなんでもやっぱりさみぃ…」
相変わらず彼は横穴をおりたところにいた
穴の向こう側ではドスファンゴとドスギアノスが待ち構えている
「くそっ………これじゃ逃げる暇さえねぇじゃんかよ」
どうやって奴等をまくか考えはじめた時だった
ギャアッギャアッ!
ドスギアノスがハンターを見つけたとき特有の雄叫びをあげた
「かかってきなさいよ。
あなたたちなんて私には雑魚よ」
穴の向こう側で多分女性ハンターが彼らに見つかったのだろう戦闘をはじめていた
「誰か助けに来てくれたのか?」
そう思い彼は反対側の段差やらをのぼり崖へでてしゃがむと下を見た
思った通り一人の女性ハンターがドスギアノスとドスファンゴを相手にまるで踊っているかのような動きで戦っていた
「えいってゃったあぁっ!」
片手にはこぶりな剣を、もう片方にはにたような盾をもって彼女は二匹に挑んでいる
「あの声……どこかで聞いたような…」
彼が見ている所からでは遠すぎて顔まではうまく確認出来なかった
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