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「なぁ。お前進路どうすんのよ。」
カルビーポテトチップスのうすしおを食べながら綾瀬は有坂に話しかけた。
有坂もポテトチップスをパリパリと音を立てながら。
「決まってるけど、あんたになんか教えないわよ。」
綾瀬は手に持っていたポテトチップスを危うく落としそうになった。
「いつ決まってた?なんで誰も俺に教えてくれなかったんだ?」
綾瀬は手に持っていたポテトチップスを口に放り込む。
有坂はポリポリと食べながら。
「あんたがずっと美術室にこもってるからでしょ?」
綾瀬は苦笑いをする。
「で、進学?就職?」
有坂は秘密とにこっと笑いポテトチップスを食べた。
「気が向いたらねー。」
と言って、二袋目のポテトチップスを開けた。
「いっぱいあるな。食べ過ぎると太るぞ」
綾瀬はまた苦笑いをする。
「さっきからあんたがたくさん食べるからでしょ。私、うすしお好きなんだから」
有坂は笑いながら開けたポテトチップスを置く。
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