学校でも

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「直哉!おい!起きろ!」 隣りの友達に起こされた。 「お前が寝るなんて珍しいな。てか、お前うなってたぜ?」 うなってた‥‥‥。 そりゃそうだ。 ―あいつ、夢の中にまで出てきやがった。 真っ暗な暗闇に『俺』が立っていた。 『直樹が死んで喜ぶ酷い奴。』 「違う。僕は喜んでなんていない。」 『僕?お前は僕じゃねぇ。俺だろ?』 「はぁ?」 『双子の死を喜ぶ酷い奴。最低な奴。』 「やめてくれ‥‥‥。」 『酷い奴。酷い奴。酷い奴。酷い奴‥‥』 「やめろ‥‥‥‥‥。」 『最低だ。』 「やめっ‥‥‥ろ‥‥‥‥‥」 「直哉!おい!」 そして僕は起きた。 一時的にあいつから逃れられた。
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