観覧車

3/3
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
観覧車を降りて、歩きだした。 どう来たか解らない道を歩いて。   彼女との思い出を忘れるために。   俯きながら歩いてると、後ろから僕を呼ぶ声がした。 仲のいい友達。 彼と話しをしたのは、もう日が落ちかかった夕暮れ時。   彼は僕の気持ちがわかるのか? なにも言わずに、近くの居酒屋に誘ってくれた。 どれくらいいたのだろう? 昔の話しをしながら話が盛り上がり、彼女のことを忘れていた 。 友達との会話 美味しいお酒が、僕の悩みを、スッキリさせてくれた。 友達の声が僕を癒してくれたのだろう。 友達と別れ、ほろ酔いながら、部屋の電気をつけ、テーブルに鍵を置いた。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!