写真

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「すいません」   僕は、振り返り返事をした。   その係りのおじさんは、僕に一枚の手紙を、差し出して来た。 そこには、彼女の名前が書いてあった。   僕は、ビックリして係りのおじさんの顔を見た。   何故? 僕のことを、知っているのだろう?   何故? 彼女の手紙を、持っていたのだろう?   僕は、不思議に思った?   考えてる中、係りのおじさんが、ポケットの中から一枚の写真を、出して来た。 それは僕が、今持ってる写真だった。   二枚の写真! 僕は、きずかされた! 彼女が、置いて行った! 写真ではなく。   僕が、忘れてしまっていた。 写真だと言うことに。   僕は、写真を見ながらその係りのおじさんに、質問をしてみた。   どれだけの質問を、しただろうか? どれだけの時間が、経ったのだろうか? 話しが終わり。 僕は、おじさんに!深々と頭を下げた。 「ありがとうございました。」 礼をした。 帰ろうとした時! おじさんが、「乗るかい」と声をかけてくれた。   僕は、素直に応えた!   「はい」 観覧車はゆっくりと、また回りだした。 手の中に、二枚の写真を握りしめて。
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