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今年も桜が咲き始めた 桜を見ると、君といたあの頃を思い出す あの頃の僕といえば、若さのせいにして、仕事と遊びに夢中になり、君といる時間を減らしてた それでも、君は文句も言わずに僕を受け入れてくれてた そんな君が桜を見に行きたいと僕に言った 僕は当時、歌で流行した場所に君を連れていった 桜の花吹雪の中で見る君はいつもより増して美しかった そんな風に感じていたのに君を大切にしたいって思ったのに、君を傷つけ、失ってしまった 君が決して来ることはないと、わかっているけど、また今年も、君との思い出の場所で待っている
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