塾の存在

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私は当時、塾に通っていた。 その塾には香奈もいた。 そして私を教室に閉じ込めたあの5人も……  塾長はホントにいい先生で塾の事だけでなく、学校の事についても相談にのってくれる人だった。 香奈のアドバイスもあり、塾長には学校の事を相談していた。 教室に閉じ込められた事を香奈が塾長に言ってくれた。 塾に行くと、 「香奈に聞いたけど、大丈夫かぁ?あいつも心配しとったぞ!」 と声をかけてくれた。 私は、うれしくてか安心したからか分からないけどまた涙が出てきた。 私「なんであそこまでやるのか分かんない。」 先「そういう事しかできんのや。そういう事を楽しいと思うレベルの低い人間やでしかたない。」 私「先生…私、最後まで耐えられるかなぁ?」 先「耐えるってことは今の状況の自分を認めとるって事になってまう。だから、耐える必要はない。泣きたい時はないて、腹がたったら思いっきり暴れればいいんやよ。」 私「うん…」 先「卒業まであと2週間やっ!頑張れ!」 私「がんば…っっぅ…る」 塾長は背中を思いっきり叩いて元気をくれた。
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