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あの日から毎日アイツの所へは行っている
だからアイツの機嫌なんて一目でわかる
そよぐ様な風の日と少し強い雨の日にアイツは機嫌がいい
風の無い日なんてずっと不機嫌なままで話し掛けてもそっぽを向いたままだ
それでもアイツはそこにいてくれた
アイツの機嫌のいい風の日に
「お前といる時間は好きだなぁ」
なんて話してたら
アイツは何度も頷いてくれた
そしたら、また涙が零れた
「お前にわかるか?」
って聞いたら
やっぱり答えなかった
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