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僕の左腕を枕のように抱えて目を閉じる蜜柑ちゃん。
早く眠れるようにと、優しく頭を撫でた。
数分してから聞こえる、小さな寝息。
どうやら無事に夢の中へ入ってくれたみたいだ。
こうやっていると、ホントに妹みたいに思える。
シスコンって奴の気持ちも分からなくもない……気がした。
……さて、僕も寝よう。
明日は土曜日だしゆっくり眠れ……る。
色々なことがあり過ぎた。
あっという間に意識は僕のもとを離れていく。
今日以上に大変な明日……それにこれから続く妙な共同生活の事なんか、夢にも思わずにいた。
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