3人が本棚に入れています
本棚に追加
未来は俯きながら俺を待っていた。
「どした?」
そう言いながら外にでると、未来は急に口を開いた。
「都市伝説…」
そうとだけ言って俺の手をとってきた。
その時、俺は未来の肩を持ち尋ねた。
「未来は都市伝説にあったんだよな?」
そうきくと震えながら頷いた。それをみた俺は自分が都市伝説にあったことなどを未来に話した。
「あれからは逃げられない…」
そういうと、未来は涙を流しながら呟いた
「怖いよ…私死ぬのかな?」
消えそうな声だった。俺にだって死ぬとかはわからない。けど、未来の不安な気持ちを少しでも抑えてあげようと、抱きしめて言った。
「心配するな。俺が着いてる…」
台詞が臭かったのはさておき、未来の体を寄せる時に胸を触ってしまったのは秘密にしておこう。中三である俺は、初めて人を守る決心をした、そして、初めて女の子の胸に触れたのだった…
最初のコメントを投稿しよう!