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東京にある中学
香川中学校
そこのとあるクラスは今、転校生が来る事で話が弾んでいた。
そんな中、2人の女子も転校生のことで話が持ち切りだが…
「ねぇ~、零菜、転校生ってどんな子が来ると思う?」
「何よ、真奈美、いきなり?」
「ほら、転校生のことよ!皆その話で持ち切りよ。」
そういえば、今日だった?転校生がくるのは…
私、すっかり忘れていたわ。
「零菜さ~ん、聞いてますかぁ~!」
ワッ、
「なっ、何よ!?」
「何よ、じゃないわよ。で、どうなのよ?」そうね、でも誰か来たところで、どうってことないし…
「私はどっちでもいいわ、特別変わることなんて何にもないし…」「何言ってんのよ~、もしかするとあんたの運命の恋人参上~てなことになるかもしれないじゃない。」
はぁ、全く真奈美、どこまであんたは想像が働いてるのよ…
「そうだ!零菜、賭けをしない?」
「賭け?なんの?」
「もう鈍感ね~、転校生が男か女のどっちかよ!」
始まったよ…。真奈美の賭け事、いつもの事だからいいんだけど…。
あぁ、いつもの事って言うのもこの前、数学のテストがあってどっちが点数が上か賭けたのよ。
結果は真奈美の負け
ジュースを奢って貰ったわ
「いいけど、今度は何を奢るの?」
私はわざと真奈美に言った。
「私が負けると思ってるのね~。いいわ、もし負けたら私にスィートパフェ奢る事!!」「いいわよ。それじゃ私は女にするわ。」
「いいの?お・ん・なで?」
ん?何なの?今日の真奈美やたらと自信あるわね…。
まぁ、ただのから自信だから気にする事ないか。
「いいわよ。」
「フッフッフ、後で後悔するわよ。」
そんな挑発には乗らないわよ。真奈美。
とその時、チャイムと同時に先生がやってきた。
「それじゃ、また後で。」
真奈美は自分の席に戻る。
他の皆も自分の席に戻って行く。
先生は生徒の人数確認したのち話し始めた。「まずHRの前に転校生を紹介します。」
「うおっしゃ~、待ってまし…」
パーン!
「痛ってぇ~!」
全く、先生の話し中はしゃぐ馬鹿がどこにいんのよ。
「静かにしておきなさい。では、藤原君、入ってきなさい。」
えっ!?今藤原君って言ったわよね。まさかね…。
転校生が教室に入って来た。
って、男子!?そんな事が…
さては、真奈美のさっきの笑み、あの時気付くべきだったのよ!
私としたことが…
「では、藤原君」
そう思っている間に自己紹介が始まるのだった。
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