転校生の来訪・女の賭け

2/3
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
東京にある中学 香川中学校 そこのとあるクラスは今、転校生が来る事で話が弾んでいた。 そんな中、2人の女子も転校生のことで話が持ち切りだが… 「ねぇ~、零菜、転校生ってどんな子が来ると思う?」 「何よ、真奈美、いきなり?」 「ほら、転校生のことよ!皆その話で持ち切りよ。」 そういえば、今日だった?転校生がくるのは… 私、すっかり忘れていたわ。 「零菜さ~ん、聞いてますかぁ~!」 ワッ、 「なっ、何よ!?」 「何よ、じゃないわよ。で、どうなのよ?」そうね、でも誰か来たところで、どうってことないし… 「私はどっちでもいいわ、特別変わることなんて何にもないし…」「何言ってんのよ~、もしかするとあんたの運命の恋人参上~てなことになるかもしれないじゃない。」 はぁ、全く真奈美、どこまであんたは想像が働いてるのよ… 「そうだ!零菜、賭けをしない?」 「賭け?なんの?」 「もう鈍感ね~、転校生が男か女のどっちかよ!」 始まったよ…。真奈美の賭け事、いつもの事だからいいんだけど…。 あぁ、いつもの事って言うのもこの前、数学のテストがあってどっちが点数が上か賭けたのよ。 結果は真奈美の負け ジュースを奢って貰ったわ 「いいけど、今度は何を奢るの?」 私はわざと真奈美に言った。 「私が負けると思ってるのね~。いいわ、もし負けたら私にスィートパフェ奢る事!!」「いいわよ。それじゃ私は女にするわ。」 「いいの?お・ん・なで?」 ん?何なの?今日の真奈美やたらと自信あるわね…。 まぁ、ただのから自信だから気にする事ないか。 「いいわよ。」 「フッフッフ、後で後悔するわよ。」 そんな挑発には乗らないわよ。真奈美。 とその時、チャイムと同時に先生がやってきた。 「それじゃ、また後で。」 真奈美は自分の席に戻る。 他の皆も自分の席に戻って行く。 先生は生徒の人数確認したのち話し始めた。「まずHRの前に転校生を紹介します。」 「うおっしゃ~、待ってまし…」 パーン! 「痛ってぇ~!」 全く、先生の話し中はしゃぐ馬鹿がどこにいんのよ。 「静かにしておきなさい。では、藤原君、入ってきなさい。」 えっ!?今藤原君って言ったわよね。まさかね…。 転校生が教室に入って来た。 って、男子!?そんな事が… さては、真奈美のさっきの笑み、あの時気付くべきだったのよ! 私としたことが… 「では、藤原君」 そう思っている間に自己紹介が始まるのだった。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!