二章

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「それはそうと、隣の人は誰だ?」 「今回の仕事のclientだが?」 ジンはしれっと話す。 「そうか。余り無茶ばかりするなよ!気を付けてな」 「お前もな」 ジンはそのままカルスと話しを終わらせ町を出て行った。 一方見送った町では……… 「良かったんですか?確認せずに行かせて」 兵士がカルスに訪ねる。 「良いんだ。あいつが、王女を誑かしたりするような奴じゃ無いことは、良く解っている。」 「あの者は何者なんですか?偉そうに、隊長にタメ口をきいてましたが。」 「あいつの名はジン。聞いたことないか?昔この城下町ができる前に、王の側近を仕えていた者だ!あいつがいなかったら、ここは城下町になってないほどだ!」 「そんなに凄い者なんですか?」 「ああ。かつて一緒に王に仕えて共に戦った友だ!まだ王女が生まれる前だがな!」 「なぜ、離れていったんですか?」 「それは分からん。と言うことにしておこう!さぁ見張りを怠るなよ!」 それ以上は聞くなと、言わんばかりの口調でカルスは話を辞め、城に戻っていった。
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