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「虫に刺されるぞ。」 『え…っだ、大丈夫だからっ!!』 相変わらず冷静なままに木を切り始めた嶐仁、麻由美は木に隠れるような所でそれを見ていた。 「…」 お互い静かだった。嶐仁も気にし始めたのか、本当に静まっていた。 大分時間がたった。 ずっと嶐仁や倒れる木に夢中になっていた麻由美はふと腕時計を見て驚いた。 『もう三時間ぶっ続けじゃん!!』 「あぁ…そうか?」 そのまま続ける嶐仁、疲れた顔は見せず、ただ汗を流して間伐を続けるのだった。
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