愛してるのに…

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あたしは見てしまった。 慣れている感じで助手席に乗る女の子と竜が帰って行こうとしていることを。 あたしは、胸がはりさけそうで止まりそうでその場から逃げた。 それから、あたしのことに気がついた竜からメール。『後輩を送って行く約束してたから、送って行くね。勘違いすんなよ。浮気するなよ。』って。 だけど…この女の子が竜の彼女なんてしらなかったんだ。知りたくなかったのかもしれない。 『碧は愛人』って言われたから。冗談だと思ってた。よく倖田來未の愛のうたを聞いてた。 “あいまいな関係でもいい。いつもと変わらず優しくしていて。本当のことは言わないで。会えなくなるなんてもう受け止められない。” あたしは涙を必死にこらえて学校に行った。 それから体に異変が起こり始めた。
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