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‐ハルヒ!!‐
その声にハルヒは「ハッ」と、我に返った。
隣には真っ青な顔で、立ち尽くしている母親の姿があった。
母親の姿を見て安心して、緊張が一気にとれたハルヒは、その場に泣き崩れた。
それを見て、母親はハルヒに駆け寄り、体に異常が無いかを確認し、大切な娘が無事であったことの嬉しさを噛み締めながら、ギュッと抱きしめた。
しばらくして、落ち着きを取り戻したハルヒは、あることを思い出し、表情を強ばらせながらつぶやく。
「……ギンがいない。」
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