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ハルヒに声をかけたのは、中学からの親友「奈美」。
奈美との出会いは、中学校の入学式。先に声をかけたのは、奈美だった。
「ねぇ。あなたの目、凄くキレイね…。」
それが、奈美の第一声だった。
ハルヒは、呆気にとられていた。
……キレイ? この目が?
ハルヒの瞳は、一度みたら忘れられないような強烈な印象を人々に与えるものであった。
エメラルドグリーンがかったブラウンに、シルバーが落とされ、美しく混じりあったような独特の色をした瞳で、大きくぱっちりとした二重の、まるで宝石のような瞳であった。
人を魅了する瞳。多くの人は羨ましく思うだろう。しかし、彼女は大嫌いであった。それは、彼女にとっては、「孤独を呼ぶ瞳」でしかなかったから……。
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