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「どうして？どうして私じゃ駄目なの？あの子と私の何が違うの？私がお兄ちゃんの妹だから？だから私はお兄ちゃんの彼女にはなれないの？あれ、おかしいなぁ……あの子だってお兄ちゃんの妹なのに。だってそうでしょ？あの子は私の妹なんだから……あ、そっかぁ、分かったよお兄ちゃん。お兄ちゃんは、髪の短い子が好きなんだね！ちょっと待っててね、すぐに切って来るから。あの子と同じ美容院で、あの子と同じように切って貰って来るね？そしたら……私を選んでくれるよね？ね？…………どうして？どうしてそんな事言うの？分かんないよ、分かんないよ、分かんない！そんなの分かんない！私は誰よりもお兄ちゃんの事が好きなのに！誰よりもお兄ちゃんの事を知ってるのにッ！ずっと、ずぅぅぅっと……お兄ちゃんの事だけ見てたのにッ！！…………あ、分かった。分かったよ、お兄ちゃん。あの子に同情してるんだよね？あの子はグズでノロマで、私やお兄ちゃんがいないと本当に何もできないような子だもんね。優しい私のお兄ちゃん……でも駄目だよ、お兄ちゃん。お兄ちゃんは、私にだけ優しくしてくれなきゃぁ。お兄ちゃんは私のモノ！私だけのお兄ちゃんなのにッ！！許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない」
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