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「おかえり。」-玄関-
板を破ると板の向こうから大量の水が溢れてきて、私は水にのまれた。
どっちが上でどっちが下かわからない。
ぶくぶくと沈んでいるような感じさえする。
深い緑の底に沈んで・・・
いつのまにか水の中では無く、私は広い洋館の玄関に居た。
・・・おかえりなさい・・・
誰かが囁いたような気がした。
帰ろうと思い振り返ったが扉は無い。
しかたなく私はこの空間を楽しむことにした・・・
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