「おかえり。」-玄関-

1/2
前へ
/19ページ
次へ

「おかえり。」-玄関-

板を破ると板の向こうから大量の水が溢れてきて、私は水にのまれた。 どっちが上でどっちが下かわからない。 ぶくぶくと沈んでいるような感じさえする。 深い緑の底に沈んで・・・ いつのまにか水の中では無く、私は広い洋館の玄関に居た。 ・・・おかえりなさい・・・ 誰かが囁いたような気がした。 帰ろうと思い振り返ったが扉は無い。 しかたなく私はこの空間を楽しむことにした・・・
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加