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「………ふぅ……」
着替えを終えベットに座りながら携帯を開き
「………………」
そして、また携帯を閉じ今座った所なのに立ち上がって机に向かい歩き机に携帯を置いて部屋を出、リビングに向かった
「えぇ、ですから…」
「………?」
潤はリビングのドアを開けようとした手を止めた
姉の結衣奈が誰かと話しているからだ
「先生も知ってますよね?潤は人間が怖い、人間を信用する事が出来ない。だから学校へ行きたくても行けないんだって!判ってる筈なのにどうしてそんな事を言うんですか!?」
結衣奈は少し声を荒げている
どうやら電話をしていて、電話の相手は潤の担任のようだ
「………………」
潤は黙って結衣奈と先生の電話の会話を聞いている
「貴方は教師でしょう?!少しは生徒である潤の気持ちを考えて下さい!潤には潤のペースがあるんです!無理をさせて潤が潰れてしまうのは嫌なんです!だからとりあえず今日も学校休ませてもらいますから!失礼します!」
そう言うと結衣奈は少し乱暴に受話器を置いた
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