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「分かった。」
そう言って男は中に入っていった。
一人になったレオンは、少し離れたところから中の様子を見ていた。
手続きの終わった同い年の者が誇らしげに横に並んで立っていた。
しばらく見ているとフランツが息を切らしてやってきた。
「レオン!!こんな所にいた!さぁ、早く手続きをしに行くんだ!」
「……いい。」
「ダメだ!」
「お…おい!?」
「いいからっ!!」
フランツがレオンの腕を痛いくらい掴み、無理やりみんなの居るところに連れて行った。
一方、中では手続きが終わり、二本ラインの軍人書類をまとめていた。
一方で、眼帯の男は妙に楽しそうな顔をしていた。
「どうかしましたか?」
二本ラインの軍人は首を傾げた。
「いや、さっき面白いガキと会ってな。でもどうやら魔法は使えないみたいだった。」
「…そうですか。」
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