13829人が本棚に入れています
本棚に追加
「……?」
レオンは何かと振り返る。
ボコッ……!
ガタン…ッ!!!!
レオンは突然殴られ、家具にぶつかり床に倒れた。
「…いってぇ……。」
レオンは倒れた体制のまま体だけ殴られた方を見た。
そこには、この孤児院の経営者のロイス・ジェニファーが顔を真っ赤にして立っていた。
「レオン、お前という奴は…っ!この子たちは、将来軍人として世界の為に働く役目を背負った子だ!!お前とは違うんだ!」
(何が違うんだ。同じ人間じゃないか。)
レオンは殴られた左頬を押さえ立ち上がり、静かにロイスを睨んだ。
レオンが殴った子供は、満足そうにニヤニヤしながらロイスの後ろに立っていて、再び腹が立った。
最初のコメントを投稿しよう!