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青年が町を出てすぐの所でスーツ姿の3人の男達を見つけた。
その男達は青年が出て来た町の方を見て何か相談していた。
気になった青年はその男達にどうしたのか尋ねてみた。
(青年)
どうしたんですかぁ?何かお困りですかぁ?
(スーツ姿の男の1人)
いえ何でもありません。ただあの町がどのような所なのか知りたかっただけです。
男達はそう答えると青年に一つ質問した。
あの町の出身の方ですか?
青年は少し不満そうに答えた。
(何だよ!何でもねぇっていっといて何聞いてきてるんだよ!)
そうですよ。自分はあの町の出身ですよ。それが何か・・・?
するとまた男の1人が質問した。
どんな町なんですか?
青年は疑問を抱きつつもまた答えた。
見ての通り小さな町ですよ。山に囲まれていて電車もないし。町から出るのも出口が一つでこの道しかないし、それに今は過疎化が進んで年寄りがほとんどで子供が少ないですよ。まぁ、よくある田舎町ですよ。
青年がそう答えると男達は、
そうですか。わかりました!色々教えて頂いてありがとう御座います。
と言ってその場を去って行った。
青年は不思議そうにその男達を見送った。
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