第一訓 銀魂ファンに悪い奴はいない

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  「ま、気を取り直して…今からさっき俺が気付いたこの小説の問題点言うからよーく聞けよ」   「「うん」」   「台詞なんだけどー、この小説の読者は誰がどの台詞を言っているのか…全く分かりませーんっつーか分かりたくもありませーんとか系だろ。だから名前の一文字を台詞の前に付ける事にする!」   「その決め付けやめろよ!」   「おお、さすが銀ちゃんアルネ」   「やっぱり俺凄い?凄い?」   「そうですね、今まで読者さん分からなかったりしてますよね。僕も賛成です」   「よっしゃ、そうと決まったら次のページから括弧の前には名前の一文字を付けるからな!!」   「あの、解決した所であれなんですが… 僕も一つ問題点を言っていいですか?」   「仕方がねぇアルな。言ってみな」   「ちっちゃい銀さんだ!!あのちっちゃい銀さんだ!! あのね、今みたいに台詞だけだと、読者さんに伝わらない事もあると思うんですけど。」   「あー?良いんだよ、新八ィ。 今の時代、想像力が求められてんだよ。 これはな読者の想像力を豊かなものにするための特訓にもなるお得な小説ってこった。それにさっきの神楽をお前がツッコんだから読者もわかっただろうよ」   「この人絶対面倒なだけだ!」   「仕方がねぇアルな。次ページから台詞以外も入れるアルか」  「ちっちゃい銀さん、ありがとォォ!!」 (さっきから仕方がねぇアルなしか言ってない気がするけど)  
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