青鬼

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  「私はねぇ、人間が好きだった鬼を知ってるんだよ」    鬼なのに?とは聞かなかった。変わり者っていうのはどこにでもいるんだなぁ。と思ったからだ。   「彼は幸せに暮らしているんだろうか……もう、数百年前の話しだよ」   「貴方も鬼なんですか?」   ふと聞いてみた。肌が青い妖怪。彼はこう言った。   「私は青鬼だよ」   しばらくの沈黙。青鬼さんは何を考えているんだろう。  
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