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「そして、貴方も本当は人間と仲良くなりたかった……」
鈴音の言葉に青鬼さんは頷くとこう続けた。
「でも、人間なんて鬼がいたら驚いて逃げて、あげくには鬼祓いだとさ……」
青鬼さんが帽子を脱ぐと、そこには折れた角があった。
鬼は、角が折れると死んでしまう。有名な話しだ。
鈴音は最後に聞いてみることにした。
「まだ人間はお嫌いですか?もう関わりたくもないですか?」
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