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「いや……そんなことはない……。次に生まれてくる世界では、人間と仲良くなりたいなぁ……」
青鬼さんと鈴音は誰もいない電車の車両の中で、肩を並べ、流れていく景色を見ていた。
ガタン……ゴトン…ガタン……ゴトン……
「まもなく~次の停車駅~あの世~あの世~降りられる方は~準備の方を~お願いしま~~す」
静かな空間に列車のアナウンスが響き、一瞬、身体がとびあがりそうになったのは、秘密だ……。
「そろそろか……」
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