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なんやかんやで高志は登校した。
ガララッ
高志は教室のドアを開けた。
「オッハー!!!」
高志は学校でも普段からこのテンションだ。
「おう、オハよ。」
今挨拶をしたのは高志の親友の一弥だ。かずやと読む。
あれだけデカイ声で挨拶したのに応えたのが一弥だけなのは内緒だ。
高志の席は一弥の席のすぐ前だ。
高志は椅子に座り一弥の方を向く。
「なあなあ、俺さ、今日ケータイ買うんだぜ!!」
「ああ、知ってる。3日前から何回も聞いてるよ。」
高志は相当ウザイ奴だが、一弥が大分良い奴だから二人は親友でいられるのだ。
「そっか~、知ってたか~…俺さ、auなんだよ。一弥は良いなぁSOFTBANKで。」
一弥は苦笑いで高志の話を聞いている。
「お前は上戸彩が好きなだけだろ?」
流石親友、好みも知っている。
「まあな、でもお父さんも好きだぜ。白い犬って良くない?」
「アハハ…。」
一弥は笑って会話を誤魔化した。
これでも二人は幼稚園からずっと一緒の親友だ。
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