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ガララッ
担任の先生が来た。
実は高志は結構遅刻ギリギリだった。
クラスの全員が席に着いたら朝の学活が始まった。
そんな時でも高志の頭の中は…
(あ~早く学校終われ~。)
ケータイばっかだ。
そして学活が終わり短い休み時間だ。
高志は早速後ろを向く。
「なあなあ、今日って何時間授業?」
「ん、四時間授業だぜ。俺は野球部の練習に残るけど。」
実は一弥はスポーツマンだ。野球部のエースである。
当然女子からもモテる訳だ。
「俺、部活休もうかな。」
と、高志。
「お前辞めたじゃん、一昨日顧問の先生と喧嘩して。」
「あ、……そうだった。」
高志は元気なく俯いた。
そうなのだ。高志はバスケ部の部長だったのだが顧問の先生と喧嘩して部活を辞めたのだ。
しかし悪いのは顧問の方であった。顧問は部活に殆んど来なく、練習は全て部員に任せっきりだった。
そんな顧問に高志は意見したら喧嘩になり高志は部活を辞めさせられたのだ。
高志もバスケに対しては真面目だったため退部させられた事に対してとてもショックを受けていた。
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