黄金の約束

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「なぁ!分かっただろう!!!秀麗の素晴らしさを!!」 「……わかんない」 「はぁ!?お前は何を見てきた!!!」 「えーと…お兄さんとなんか黒髪の女タラシ風なお兄さんと、茶髪のお兄さんと、クマのおっちゃん」 「その中に秀麗は居ない!!!」 「おい、黎深。秀麗は夜食を作っているのではなかったのか?」 「ああああああああーっっ!!」 「あぁそうだったんですね。良かった。」 「何がよかったんだ!!!崙!!!!」 「豫ですってば。可愛い可愛い秀麗がむさ苦しい男たちじゃなくて…」 「良いじゃないか。今は三人しか居ないのだから。何故!秀麗がむさ苦しい男にならんといかんのだ!!」 「はぁ、仕方ないですね。いたんですよ、そういうの。メチャクチャ可愛いのに弟なんだーとかふざけた事ぬかしやがって……!!あああーあの時のトキメキどうしてくれる!!!」 「そんな奴はどうでもいい!!女人制度も入るんだ!!!お前は勉強でもしていろ!」 「はぁあ?いくら黎深様でも怒りますよ!?鳳珠様に呼ばれたのはウチやで!?なんで黎深様に帰れ言われなあかんの!?」 売り言葉に買い言葉 親子二人の決着がついたのは朝日の昇った頃だった。
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