92人が本棚に入れています
本棚に追加
「なぁ!分かっただろう!!!秀麗の素晴らしさを!!」
「……わかんない」
「はぁ!?お前は何を見てきた!!!」
「えーと…お兄さんとなんか黒髪の女タラシ風なお兄さんと、茶髪のお兄さんと、クマのおっちゃん」
「その中に秀麗は居ない!!!」
「おい、黎深。秀麗は夜食を作っているのではなかったのか?」
「ああああああああーっっ!!」
「あぁそうだったんですね。良かった。」
「何がよかったんだ!!!崙!!!!」
「豫ですってば。可愛い可愛い秀麗がむさ苦しい男たちじゃなくて…」
「良いじゃないか。今は三人しか居ないのだから。何故!秀麗がむさ苦しい男にならんといかんのだ!!」
「はぁ、仕方ないですね。いたんですよ、そういうの。メチャクチャ可愛いのに弟なんだーとかふざけた事ぬかしやがって……!!あああーあの時のトキメキどうしてくれる!!!」
「そんな奴はどうでもいい!!女人制度も入るんだ!!!お前は勉強でもしていろ!」
「はぁあ?いくら黎深様でも怒りますよ!?鳳珠様に呼ばれたのはウチやで!?なんで黎深様に帰れ言われなあかんの!?」
売り言葉に買い言葉
親子二人の決着がついたのは朝日の昇った頃だった。
最初のコメントを投稿しよう!