92人が本棚に入れています
本棚に追加
「たのもー」
そう言って入って来たのは頭に羽根を生やした男だった
よく見るとその男はおんぶ紐で、一回りも二回りも違う少女を背中に背負っていた
崙は目を見開いた
なんでアイツが!?
「うむ、このボロさ加減も実に風流だ」
男はそう言うと少女をおんぶしているにもかかわらず
懐から笛を出して
でわ一曲
と、言ったかと思うと
崙はその場にいた人達共々床に倒れ込んだ
次に目が覚めたのは次の次の日の夜だった
丸二日気絶していたのである
「アリエナイ」
アイツが来るとろくなことがない…
憐先輩に胸を付けた時だって…
って!ちがう…今はソレどころじゃない!!
最初のコメントを投稿しよう!