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「美幸?」
早織の言葉にハッとして我にかえる。
「ご…ごめん。そろそろ電車くるから行こうか。」
私達は駅に向かった。
私と三浦早織は親友。
でも殺人ゲームの事は言えない。巻き込みたくないし…。
「それにしても橘高校の生徒ばっかりってのもおかしいよね。次はあたしかも(笑)」
ありえないよ…早織は
分からないんだ。
三依がどんなに怨んでいるか。
「おい。」
男の声。
振り返るとそこには白滝清司がいた。
「清司、どしたの?こんなとこで…」
いつもと違う雰囲気の清司。
「…殺人ゲームて何だよ。」
ドクン…ドクン…
清司が何で知ってるの!?
「…知らな…」
「知らないじゃねぇよ!早織ちょっとコイツ借りてくわ。」
グイッと強引に清司に腕をひっぱられ駅の裏の方へ連れていかれた。
「俺聞いたんだよ。」
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