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清司達と別れた後すぐに家に帰った。
今日はいろいろあって疲れたな…。
ブーブーブーブー…
携帯のバイブがなる。
私マナーモードなんてしてたっけ?
携帯を開いてメールの受信ボックスをみる。
[三依]
え…?
三依から…メール…。
全身に寒気がはしる。
死んだ人間からのメール。
怖くないはずがないでしょ。
『久しぶり。いくら頑張っても終わらないよ。殺人ゲームのラスボスはあんたなんだから。あんたが死なないとゲームが終わらない。もう少しであんたのお友達が来ると思うからおもてなししてあげてね。』
友達? 誰?
べちゃッ…
「痛ッ…。」
なにがが顔に当たった。
真っ暗で見えない。
部屋の明かりをつけるとぶつかったのが何か分かった。
「ひ…ひ…ひゃ…」
声が出ない。だってそこにあったのは…
一緒に三依をいじめてた友達の頭部だったから。
首はスパンと切り落とされ、目は飛び出していて髪の毛も血液でびょびょだ。
ボトボト…
何か天井から落ちてくる。
床に散らばるたくさんの肉片。
臓器はまだかすかに動いている。
生臭い血の香りが部屋を包みこむ。
ドクドクと動きを止めない心臓が生き物のように見える。
「どうすれば許してくれんのよ…」
泣き崩れる。
ヒラヒラと天井から降ってくる臓器と共に一枚の紙が落ちてきた。
『許さない。私が言ったときはダメだったでしょ?』
その通りだね。
私達は決してやめなかった。
三依…ゴメン。
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