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部屋に散らばる友達…いや、肉片か…
このままじゃダメだよね。
どうすれば…あ、まず警察だね。
警察に電話をして事情を説明した。
その中に若い綺麗なスーツの似合う女の刑事さんがいた。
「えっと美幸ちゃんだったかな?私島田千尋ていうねん。よろしくな。」
「…はぁ。」
テンションアゲアゲな人だな。
ちょっと苦手かも。
でも…私疑われてないのかな?
部屋にバラバラの死体。
私がしたって思われてもおかしくない。
「島田さん。私疑われてないんですか?」
島田さんは私をみて苦笑いをした。
「…疑うはずないやん。三依ていうやつの仕業なんやろ?うちらはコイツが連続殺人をしてるのを知ってる。幽霊かもしれへんけど…許さへん。殺人ゲームとかいうアホなお遊びやめさせたる。」
知ってるんだ。
「終わらせて…くれるんでしょうか。三依は私がした罪を許してくれるのかな…」
私がしたのは殺人ゲームと変わらない。
裏切りと弱さの混ざった酷いこと。
「美幸ちゃん…」
「美幸ッ!」
バタバタと慌てて走ってきたのは清司だった。
とたんに涙があふれてくる。
「う…清司~ッ…」
「大丈夫だったか?」
抱きしめられた瞬間体から力が抜けていった。
私は清司の事好きなのかな…
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