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「秋山悠生君でしょ?無理矢理委員長にならされたとか笑える」
そう言ってキャハハハと美穂は笑った。会議室には早く着いたのもあり、悠生と美穂二人だった。
「えっ……なんで知ってんの?」
「ふふっ見えるの。未来がね。私は……」
そう言って美穂は自己紹介を始めた。平井美穂。第一印象は人懐っこい印象を受けた。
噂通り未来が見える双子がいると聞いていて、学校内では有名だった。特に美穂に関しては、その人懐っこさから人気もあったようだ。
「平井さんはなんで委員長に?」
「楽しそうだからに決まってんじゃん。っていうか美穂って呼んで」
ドキッとしたのがバレたかもしれないというくらい、心臓が跳ねるのを感じた。そしてそれと同時に緊張が解けた。
この後会議中に美穂と話しすぎて、担当の先生に怒られたのは言うまでもない。
こうして悠生は美穂に出会った。
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