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そしてモノローグをうっかり口に出してしまうお茶目で小粋な青年が、オレこと山田剣である。二人ともこの風山町で生まれ育った風山っ子だ。歳は17、まだマスクとサングラス無しではブツを手にいれることの出来ない歳だ。
「変装しても法律的にはアウトだけどね…」
そんなごく普通の高校生であるオレ達だけど、今はちょっと異常事態だったりします。はい、平たくいうとバイ○ハザードですな。
「そういうとこ(版権関係)はマメだよね。」
「まあ、昨今はいろいろとうるさいからな。」
例えるならば、サファリパークに迷い込んだ国産牛、白血球に囲まれた弱小ウイルス、チーマーが集会中のゲーセンにうっかり入店してしまった中学生。(体験談)この絶望的な状況を主人公達はどう打破するのかっ!?
「ねぇ、終わった?」
「あぁ、完璧なあらすじが出来たぜ。」
オレはテープレコーダーのボタンを押し、録音を完了した。
「…いつも思ってたけど、本当にケンってイレギュラーな性格してるよね…」
「そうか?」
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