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用務員室を後にして、廊下を歩いていく。
まだ生徒が残っているんだろう、少し先の教室棟から笑い声が聞こえる。
早く帰さないと、そう思い少しだけ歩調を早めてこうこうと明かりの灯る教室へ近付く。
ひょっこり顔を覗かせると、男女の生徒が数人、残って携帯をいじりながら談笑している。
「こーらオマエ等とっとと帰れー」
少し声を大きく、その数人に向かって言うと、勢いよくドアの方向へ視線を向け、修平だと分かると安堵したように笑った。
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