黄昏色。

男子生徒。

「なぁんだよオヤジかよー」
「出たよー不良用務員ーっ」

修平に向かい次々と口にする。
そんな言葉を軽く受け流すように「はいはい」と適当に頷きながら返事をすると、照明のスイッチに向かい歩き出した。

「あと10秒以内に帰らねぇとオマエ等あしたのゴミ捨て強制参加さすからな」

言い終わるやいなや、カウント開始。
生徒達はブーイングしながらも、はしゃぐように笑いながら、バタバタと教室を後にした。